太陽光発電の設置方向や角度について

4人家族の家庭に太陽光発電システムの設置するには、平均で200万円ほど費用が必要になると言われています。太陽光発電の導入には国や地方自治体からの補助金が受けられるので若干の負担軽減にはなりますが、それでも自動車を購入するのと変わらないようなお金が必要になるので、高額なことには変わりありません。
ただし、太陽光発電では電力買取制度というものがあります。自宅で発電した電力のうち余剰分については電力会社が1kW当たり42円(2012年度)で買い取ってくれるので、長い目で見れば設置費用を回収することも可能になります。ですから、経済的な負担をなるべく減らすためには、太陽電池パネルの単位面積当たりの発電量を多くすることがとても重要になります。
この単位面積当たりの発電量は太陽電池パネルを設置する方向や角度によってかなり違いがあります。まず方角についてですが、真南を向いている屋根に設置するのが理想的です。真南向きに設置した太陽光発電システムによってつくられる電力量を100とすると、東向きや西向きの屋根の発電量は80から85程度になってしまいます。さらに、北向きの屋根では60程度まで発電量は下がってしまいます。
また、傾斜角度については20度から40度くらいが理想的だと言われています。傾斜角度30度の屋根に設置された太陽電池パネルが発電する電力量を100とすると、水平に設置した場合の発電量は85から90ほどになってしまいます。
ですから、太陽光発電システムを設置するときには南を向いている傾斜が30度程度の屋根が理想であり、その条件から遠ざかるにつれて発電効率が悪くなるということになります。しかし、これは周辺の環境にも影響を受けます。南の方角に高いマンションがあり陽が当たらないのであれば、南向きに設置しても発電量が多くなりません。設置の際には業者と十分に話し合いを行い、できるだけ発電量が多くなるのように太陽電池パネルを設置しましょう。